初めて家に仔犬がやって来ました。可愛くて嬉しくていろいろ遊びたい!・・・そう思うのが普通ですよね?でも、ここはじっと我慢我慢!仔犬は環境が変わってストレスや疲れが溜まって、仔犬が体を壊す恐れがあります。そこで、仔犬を迎える準備、そして我が家に来た日からどのように育てていけば良いのかまとめてみました。
(いつもお世話になっている動物病院の先生にもいろいろお話をお伺いしました)

日記の方にも、子犬の選び方や、お薦め商品などの情報を時折UPしております。
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まず、準備!
環境を整える!
仔犬が来た!
良い子になるため頑張るぞ!
元気な子になろう!
信頼できる獣医師さんを探そう!


まず、準備!(用意するもの)

サークル
成犬になっても使える大きさがベストです。
サークルがわんちゃんの個室になるのです。
仔犬のころは休憩室、成犬になったら寝室・留守番用として使用できます。
水のみ
受け皿タイプとホルダータイプ等があります。お薦めはホルダータイプです。
お皿タイプはひっくり返したり、足を突っ込んだりして仔犬がビショビショ・・・ということがあります。
その点ホルダータイプ(ガラス製)は大丈夫!アレルギー防止の為、ステンレス・陶器を使用したほうが良いと先生はおっしゃってました。お水はいつでも飲めるようにしておいてくださいね(制限しないで下さい)。
トイレ・トイレシーツ
トイレは市販されているトイレシーツを使用するのが良いでしょう。(新聞紙でもかまいませんが、当犬舎のこの中には、新聞を使用していたせいか、私が読み終わってカーペットの上に置きっ放しにしておいた新しい新聞の上でおしっこをする子がいるので、絶対にその辺に新聞を置くことは出来ません)
わんちゃんは基本的に綺麗好きです。おしっこをしたら毎回交換してあげる位の気持ちで、シーツを取り替えてあげてくださいね。汚れていると、他の所におしっこをしてしまうことがあります。
最近は種類が豊富で、消臭効果の高いもの、吸収力のよいもの等、いろいろなタイプ・価格がありますのでいろいろ試してあげるのもいいかもしれませんね。
トイレは完全に覚えるまでは、囲みのあるタイプが私はお薦めです。サークルから出した時や寝起きの時に、トイレに入れて躾けるのですが、その時、囲みがある方が、ちょこちょこ出ることを防げて、成功率が高くなりますよ。
ちなみに仔犬はトイレを形で覚える、臭いで覚える、足ざわりで覚える・・・等々の説があります。
山下先生は足ざわり(素材)が重要だとおっしゃっています。
食事
今まで食べていたフードを用意しましょう。食事が急に変わると胃腸に負担がかかり、下痢をする恐れがあります。
どうしても新しい物に変えたい場合は1週間を目処に徐々に新しいフードの割合を増やしながら切り替えます。但し、フードには良し悪しもありますので、獣医師に相談して切り替えることがお薦めです。
食の細い子や環境が変わって急に食べなくなった子犬は獣医師に相談してください。
消臭剤・消毒薬
サークルの掃除・粗相の後始末に使用します。
当犬舎ではバイオウィルとアクアリブを使い分けて使用しております。アクアリブは人間の病院などでも使用されており、超音波噴霧器により、お部屋全体の消毒も行っております。
その他
ブラシや爪きり、リード等、すぐには使用しませんので、徐々に買い揃えてください。
爪切りは小さいうちは人間用でも大丈夫です。
ブラシは早めに購入し、お手入れに慣れさせることも大事です。

環境を整える!

仔犬は好奇心旺盛です。いたずらされて困るもの、誤飲の恐れのあるものは片付けておきましょう。
極端かもしれませんが、お気に入りのカーペットに粗相されて嫌な思いをする前に、カーペットを片付けでおくのも良いかもしれません。子犬は人間の子供(よちよち歩きの子供)と一緒なのです。

仔犬が来た!

最初にも書きましたが、とにかく慣れるまでサークルでゆっくり休ませてあげて下さいね。慣れてきたら十分に遊んであげて下さい。ただし、「キュ〜ン、キュ〜ン」と鳴いたり騒いだりしているときには、心を鬼にしてかまわないようにしましょう。仔犬は、思ってる以上におりこうさんです。「鳴いたら遊んでもらえる!」と学習してしまいます。
「起きる」→「ご飯」→「遊ぶ」→「寝る」・・・・といった生活が理想です。

仔犬は環境が変わった事で、一時的に食欲が無くなる事があります。その場合は、低血糖など起こさないように、蜂蜜や栄養剤を与えてみるのも良いでしょう。蜂蜜は水に混ぜて与えたり、舐めさせてみて下さい。栄養剤(ペースト状)は、仔犬の上あごに擦り付けてあげるとうまくいきます。また、ストレスで腸内細菌のバランスが崩れてうんちがゆるくなる事があります。1食抜いて、次の食事も食べなかったり、下痢をする時は病院に連れて行ってあげて下さい。

良い子になるため頑張るぞ!(しつけ)

仔犬はほめて育てましょう!(とっても大事です)
褒めて、褒めて、褒めちぎる!良い子に育てるためには演技力も必要です。少しオーバー気味に褒めてあげてください。
仔犬の社会化
一昔前まで「ワクチン終了まで仔犬を家から出さないように」と言われていました。しかし、今では積極的に外へ連れて行くことが推奨されています。もちろんワクチンが終了するまで伝染病の危険がある為、地面に下ろしたりペットショップに預けたり、病気の犬と接触させてはいけませんが、、後々家族以外の人を怖がったり、車等の外の環境に怯えないよう、慣れさせておくことが必要です。抱っこして近所を一緒に散歩してあげてください。
仔犬をさわってあげよう!
犬は生き物です。毛も伸びるし、爪も伸びます。人間と同じくカットや爪きりをしてあげなくてはなりません。また、汚れてしまえばシャンプーもしなくてはなりません。お手入れを嫌がる仔犬にしないため、日頃からいろんなところをさわってあげましょう。やさしく声をかけたりご褒美をあげながら、耳・口元・口の中・鼻・足先・お尻・しっぽ・おなか・・・、あらゆるところをさわってあげてくださいね。
但し、触っていても嫌がっていたら逆効果です。
家族で共通語を使おう!
仔犬への号令言葉を家族で統一しましょう。お父さんは「こらっ!」お母さんは「だめ!」・・・では、仔犬は戸惑います。「だめ」なら「だめ」で家族みんなの共通語にしましょう。それから、叱るときに犬の名前を言う人がいます(「○○ちゃん、だめでしょ!」とか・・・)。名前を呼ばれながら叱られていると、そのうちに名前に悪印象を持ってしまい、「うぁ!名前呼ばれた。怒られるよ〜!!!」と思ってしまいます。褒めるときも出来れば共通語にしてくださいね!
ちなみに叱る時は現行犯のみです。後で叱られても「何を怒ってるの???私(僕)、何かした???」って感じで、叱られた理由がわかりません。
トイレ
トイレトレーニングはすぐ覚える子なかなか覚えない子といろいろです。忍耐強く頑張りましょう。確実に覚えるまで、トイレの場所は変えないで下さい。失敗する原因になります。一番大事なのは失敗させない事。もし失敗しても叱らないで臭いが完全に無くなるよう掃除します。成功したらおおげさに褒めて、ご褒美を与えて下さい。ごはんの後・寝起き等の時がおしっこのタイミングの子が多いです。私はサークルから出した時、おしっこするまでトイレに入れ、「おしっこ、おしっこ」と言いながら、おしっこするまでトイレから出ないようにして教えています(鬼ママかな?)。それから、トイレシートはまめに交換してあげてくださいね。
トイレは4ヶ月までに確立するので、なかなか巧くいかないときは獣医師に相談しましょう。
夜鳴き
夜、「く〜ん、く〜ん・・・」、「きゃんきゃん!」・・・・・本当に悲しそうに泣き出す仔犬。かまってあげたいですよね?しかし[仔犬が来た]でも説明しましたが、鬼になりましょう。何日か経つと一人で寝るのも慣れてきます。昼間、遊びたくて鳴く子は背中を向けて無視作戦!仔犬の要求どおりにかまっていると、わがままちゃんになってしまい、こちらが忙しくても「きゃん!きゃん!(遊んで!遊んで!遊んでくれるまで鳴いちゃうぞ!)」鳴き続ける子になってしまいます。無視していても泣き止まない場合は他の部屋に移動し、静かになったら遊んであげましょう。
無駄吠え
子犬によってはかまって欲しくて必要以上に鳴く子がいます。子犬の時期は出来るだけ遊んであげたいのですが、あまりにも酷い場合は、無視してみてください。それでも鳴き続ける場合は他の部屋に移動しましょう。でも、鳴き止んだらすぐに子犬の元に戻ってあげて、十分かまってあげましょう。
手に噛み付く・飛びつく
手に噛み付いてきたり、飛びついてきたら「ダメ!」(もしくは「こら!」)叱ってください。「ワ〜!」とか「キャ〜!」とか叫んだり暴れたり、興奮することはしてはいけません。叱っても効果が無ければ、無視して遊んであげません(立ち上がったり、ゲージに入れたり、他の部屋に移動します)。これによって、遊んでもらえず、「つまらないな〜・・・」と子犬は感じます。そして、5分ほど経つと子犬は叱られたことを忘れるので、遊んであげます。また噛み付いてきたら(または飛びつく)、上記の行動を繰り返すことで、噛んでも何も良いことは無いと勉強します。マズルコントロールや口に手を入れる等は、難しいので行わないようにしましょう(これには専門の技術が必要です。場合によっては虐待につながりかねません)。
その他の問題行動
かじる・・・かじられて困る物は片付けましょう。
    また、市販の苦味スプレーを使ってみるのも良いかもしれません。
食糞症・・・うんちをしたらすばやく片付けましょう。
    ご飯の量や回数を増やしてみる事も試してください。
    私の経験では食糞は時間と忍耐との勝負ですが、必ず良くなりました。
                                           etc.・・・相談してくださいね。

元気な子になろう

食事
準備の欄にも書きましたが、最初は食べ慣れたフードを与えて下さい。仔犬のうちはまだ消化器官が発達していないので、1日に3〜4回に分けて与えます。歯がはえ始めるまで(だいたい2ヶ月)はふやかして与えて下さい。歯がはえ始めたら、徐々に水の量を少なくして1週間くらいかけてドライフードに切り替えます。
人間と同じに犬にも食の細い子、食いしん坊の子がいます。特に小さい子は食が細いことが多いです。そんな子には1日に何回にも分けてご飯をあげましょう。栄養補助剤やささみを湯がいたもの等を与えるのも良いでしょう。ドッグフードには処方食で高栄養フードなどもあります。獣医師に相談してみてください。食いしん坊の子でも、成長が止まるまで(8ヶ月〜1年)は、食事制限をせず与えて下さい(成長が止まったら、もちろん肥満にだけは注意してくださいね)。いくら食べても痩せていたり大きくならない子は、一度検査してもらった方が良いと思います。きちんと量を計算して与えてもよいでしょう。
わがままで食べない子も中にはいます。「ご飯、いらないよ。だって、もっとおいしいものが食べたいんだもん!」・・・、こんな子、当犬舎にも我が家にもいます。食べない時はさっさとご飯を片付けてしまいましょう。お腹がすいて次のご飯は食べます。1食抜いても食べない場合は何か問題がある可能性もあるので獣医師に相談してください。
うんちの話
人と一緒で、うんちは健康のバロメーターのひとつです。日頃から気をつけるようにしましょう。仔犬はフードの与えすぎや、ちょっとしたストレスですぐにうんちが軟らかくなったりします(フードをふやかして与えている間は多少軟らかめのうんちです)。しかし、下痢をする場合や元気が無い場合は病院に連れて行ってあげてください。

仔犬は親犬から回虫等の寄生虫を貰うことがあります。寄生虫は早期に発見すれば大丈夫です。回虫等、うんちと一緒に排出されたり、吐き出されたりすると目に見えますので分かりやすいですが、コクシジューム等は目に見えません。また、検便をしても出ない場合がありますので、数回はお医者様で検査してもらうのも良いでしょう。当犬舎や懇意にしておりますブリーダーでは定期的に駆虫しておりますが、親犬を戸外に出した時貰ってくることがあります。完全に寄生虫を無くすには、サークルから出さず閉じ込めておけば良いのですが、寄生虫の心配より戸外で遊ばせる事が大事です。仔犬がお散歩に出るようになったら、定期的な健康診断・駆虫をお薦めします。
混合ワクチンの話
仔犬は生後20日〜40日で母犬から貰った免疫(移行免疫)がなくなってしまいます。そこで、病院でワクチン接種をしなければなりません。獣医師と相談して1ヶ月ごとに2回〜3回のワクチンを接種してください。ワクチンには2種・3種・5種・7種・9種・・・といろいろ種類があります。最初のワクチンは仔犬の体力を考え、多くても5種までのワクチンのほうが良いと考えております。ワクチン接種後は最低1週間は無理をさせないで下さい。最終ワクチン接種後からは1年毎1回の接種になります。

お散歩デビューは最終ワクチン接種後1週間してからです。また、犬の美容院でのシャンプーもそれまで控えてください。シャンプーは家でしてあげましょう(但し、十分に乾かしてあげて下さいね)。汚れたままでいると、ほかの病気にかかる可能性があります。
フィラリアの話
フィラリアは蚊を媒体として移る寄生虫です。蚊の発生時期+1ヶ月、お薬を飲ませてあげましょう。薬は錠剤タイプ・チュアブルタイプ・スポットタイプがあります。他の寄生虫も同時に駆虫できるタイプもありますので、獣医師と相談してください。
狂犬病ワクチン
現在日本では狂犬病は発生しておりません。しかし、外国ではまだまだ犬だけではなく人の命も奪っている恐ろしい病気です。いつ病原体が日本に再上陸するか分からない現状では、自己防衛するしかないのです。年1回のワクチン接種を必ずしてください。狂犬病ワクチン接種は法律で義務付けられています。
飼い主もお勉強
日頃から犬の状態を気にかけておいて下さい。歯茎の色や、耳のにおい、口のにおい、グルーミング時の毛・皮膚の状態・・・、毎日見ていると異常に早く気が付き、仔犬の命を救うことにつながります。また、飼い主自身が犬のからだの基礎知識を勉強することも大切です。診察に行っても、獣医師の話を聞くだけでなく、自分から質問することも大事ですよ。

信頼できる獣医師さんを探そう

獣医師選び
お医者様を選ぶことは、思ったより難しいものです。そこで活用したいのが、ご近所のネットワークです。いろんな人の意見を聞き、健康診断を兼ねて、何軒か回ってみましょう。
ポイント
犬が専門領域の獣医師であるかどうか(獣医師さんは鳥・爬虫類・馬や牛等、なんでも診察できます)。
清潔にしているか(建物のキレイさばかりに目をむけていないで、器具・診察台・床等、きちんと消毒されているかが重要です)。
診察室が2つ以上あるか(重篤な伝染病にかかっている犬のすぐ後に診察を受けるのは怖いですよね。完全に消毒されてから診察するには診察室が1つでは大変です)。
インフォームドコンセントがきちんと行われるか(飼い主もお勉強にも書きましたが、飼い主も勉強して、納得するまで獣医師と話し合いましょう)
人間性はどうか(獣医師の中には動物とはコミュニケーションがとれるのに、人間とは駄目だ・・・って方もいます)。
人間の場合と同じように、セカンドオピニオンを持ちましょう。